たしかにデモグラではわからなくなってきた
消費者行動の多様化により、これまでの「20代女性」、「F1層、M1層」といったいわゆるデモグラフィックデータではカテゴライズし難いと感じることが多くなってきました。
グーグルが発表したこちらの情報接触行動の類型はとても興味深いと思いました。
男女・年代別マーケティングは「もうできない」 マルチデバイス時代の情報行動5つのタイプ、Googleが分類
1.キマジメ大食らい(全体の22%)
デバイス利用時間が全体的に長く、朝起きたらすぐにテレビの電源をオン。情報番組が好きでテレビからトレンドを知るタイプ。昼間もすきま時間にスマホで最新情報をチェックし、雑誌の購読数も多い。ものを買う時は慎重派で、価格比較サイトや口コミサイトでしっかり確認。「地元」「昔なじみ」の意識が強く、人付き合いはこれ以上広げなくてもいいと感じている。接触メディアは取捨選択ではなく追加していくタイプで、情報を追うことに躍起になっている側面も。
2.ハラハチブ自由人(全体の15%)
メディア接触時間が全体的に短く、特にテレビ視聴は極端に少ない。PCの利用は夜型。ニュースや天気予報はスマホで知り、雑誌を読む習慣はほぼなし。リアルショップよりオンラインで買い物することが多く、必要なものを買うスタンスなためあまり悩まない。騒がしい空間が苦手で、SNSもあまり好まない。
3.ヒマツブシ貴族(全体の30%)
とにかく持っているデバイスは常時電源をオン。PCやスマホは調べるものではなく楽しむもの。テレビ番組ではワイドショーを好み、スマホではゲームや動画の利用時間が長く、写真や動画を撮ることも多い。衝動買いも多く、話題の商品はいち早くチェック。生活の充実感はリアルな接触で感じたいと考えているため、付き合いや交際のための支出は削れない。
4.探索ナルシスト(全体の22%)
PC利用が少なく、メインデバイスはスマホに移行。テレビでは報道番組など堅めの番組を見ることが多い。スマホからでも価格比較サイトや企業サイトを閲覧して情報収集。何かを購入する際はPCで行うことが多く、メディア間の使い分けが明確。他人にどう思われるかより「自分は自分」という意識が強い。世間的な「ブランド」とは一線を画したいため、テレビで取り上げられるとそっぽを向きがち?
5.社交的ハンター(全体の12%)
テレビよりもPCやスマホの利用時間が長い唯一のタイプ。深夜帯の利用が多く、常にアクティブに情報を収集し自分でも発信。SNSを活発に利用し、友人とのやりとりも多い。ワイドショーは見ず、よく触れるのはスポーツ番組。話のネタになるようなものを買いたい、自分が薦めたものを周りの人が買うのがうれしいなど、購買行動がコミュニケーションの一部になっている。
私は典型的な5の社交的ハンターに当てはまりますが、みなさんはどうでしたか。
2013/12/17 | マーケティング デモグラフィックデータ, マーケティング
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